ふる〜い浅井用 水中ポンプを修理してみた 三菱ポンプ DP-205B

庭にある井戸から水中ポンプを使って水を汲み上げています。外作業の洗い物に使っていてとても重宝しています。が、ポンプが壊れたと親から訴えがあったので、修理にチャレンジしてみました。
古い物なので復活できずにゴミになってもヨキ、という事でとりあえず分解してみました。結果は復活しましたので、ポンプが壊れて修理にチャレンジしてみようと思う方の参考になれば幸いです。
もう何年前の製品なんでしょうね。。ネットで検索しても見つかりません。ラベルをよ〜く見ると型式に91-3695と記載されているので、ひょっとして1991年ですかね。今は2023年なので91の製品となると30年以上前の物になります。見た目はもっと古い物に見えますけど。。

水中ポンプモータ分解 上部のフタを外した所から。。

羽の付いた丸い形状のものがタービンです。このハネが回転して水を汲み上げます。
タービンの上にカバーがついているのですが画像を残し忘れました。
4本のネジで止まっているだけで、分解するのに悩む様なものではないです。

水中ポンプモータ分解 モーター内部の分解

分解するとタービン軸、モーター軸がごっそり抜けます。ここの分解が一番悩みました。結論は力技です。

赤い所あたりに丈夫なマイナスドライバーを突っ込んで、ドライバーをたたきました。貫通ドライバー等があるとよいでしょうね。でも、あまり一気に全力で叩かずに、ちょっとずつ叩いてみて下さい。1か所だけでなく3か所ぐらいから攻めた方がよさそうです。銅の様な少し柔らかい素材でした。
結局 清掃・オーバーホールしたら動くようになった

汚いところはワイヤーブラシで磨きました。

特に苦労なくここまでバラバラになります。

ベアリングとか軸が痛んでいました。

推測なのですが、軸とベアリングガタツキが大きくなっているせいで、軸のぶれ幅が大きくなるようです。
ブレが大きいと軸についている黒くて太い部分が、周りを囲んでいる電磁石っぽいものとくっ付いてしまって、軸が回らなくなっているみたいなんです。電磁石っぽいものというのは、次の画像の黄色の丸の所です。

この軸の黒い部分をダイエットしてしまえ! の結果が次の画像です。グラインダー使ってキレイにして & 全体的にすこーしスリムにしました。

コンデンサーモータの配線

少し複雑になっていますが、タンク満タンセンサーが電源供給をカットする配線になっているだけです。
基本は左下の赤、黒(青いキャップ)、白の3本です。ヤバいコンデンサーモーターの配線を思い出せない。。
モーターに行っている3本の線のうち1本がコンデンサーが回転方向を決めるための線なので。。多分黒(青キャップ)ではないだろうか。コンデンサーのもう片方の配線を白に接続するのとお水を汲み上げてくれて、赤に接続したら水を汲み上げてはくれず、逆噴射ではなかっただろうか。。
画像に映りこんでいる電源供給カットの機構への配線は無視して説明しています。
おしまい

こんな風貌のコンデンサーなので、これがダメになったのかと思ったのですが、配線外してテスターで測ったら大丈夫でした。右側の線の接続部分はハンダし直してキレイにしました。
こんなの見る人いるのだろうか。。もし見たらコメントいただけると嬉しいです。
教えてあげてもいいけど
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは。
興味深く見させてもらいました。
指月のコンデンサに1970とあるので、それ以降に出荷されたものと思いました。
PCBが含有していないか気になりましたが、フィルムコンと思われるので大丈夫そうですね。
となると50年選手…すごい。
コメントありがとうございます。
この記事を見てくださる方がいて、さらにコメントまで頂けるとは感激です!
指月のコンデンサなども、まったく無知で調べてしまいました。
とにかく古いものですよ。でも、春先ご機嫌悪くなりましたが、この夏も元気にうごいていましたよ。
冬に雪がふるので井戸から上げてしまうと、春に井戸にいれるときにご機嫌が悪くなみたいです。
今年の春から検索アルゴリズムが変わったのかすごくアクセス数が減り、& 春から夏に色々と忙しくて、
ブログをあまり更新してなかたのですが、コメントいただけると、また色々発信しようという励みになります!